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六代目山口組 直系組長三人を逮捕

極粋会々長・山下昇(森尾昇)、六代目早野会々長・鈴川驗二(鈴川憲司)、二代目中島組々長・里照仁、以上の直参三人がまとめて大阪府警捜査4課が逮捕と報道が出ている。

警察にとって、直系団体のトップを一挙に三人も検挙するのは中々珍しい快挙だが、かなり時間が経った事件でピンとこない部分もある。しかしそれなりの容疑があって逮捕状が出たのだろう。

車の通行をめぐるトラブルで、クラクションを鳴らされ腹を立て殴ったということらしい。こういう行きがかり上の傷害や暴行事件はたまにあるが、少し思うところがある。容疑が事実と仮定しての話しだが、一般人を相手に暴行などの事件を起こした者を山口組としてそれなりの処分をしないのだろうか。

任侠団体を標榜するならば、それなりの処分があってもいいのではないだろうか。

暴力に麻痺した暴力団にとっては些細なことかもしれないが、ヤクザは世間一般の人にとっては恐怖の存在だ。一般の堅気に対する暴力について、山口組本家としてそれなりの処分を下すことで、世間が山口組を見る目も変わるのではないだろうか。

暴対法や暴排条例が出来た経緯で国が持ち出してきた「建前」を思い起こせば、ヤクザに味方する民意はほとんど出なかった。

ささいな事件の積み重なりが、世間から嫌われ存在そのものが必要ないとされ、追放すべき存在になっている事に、ヤクザも気をつけなければいけないのではないだろうか。

http://www.sankei.com/west/news/170223/wst1702230059-n1.html

池田組若頭補佐 二代目孝昇会会長 岩渕匠ら逮捕

およそ一年前、2016年の3月27日、六代目山口組旭導会傘下の河合興業の事務所のガラスが消火器で割られた。河合興業の組長・河合彰典は旭導会の若頭で、逮捕された二代目孝昇会々長・岩渕匠は神戸山口組池田組の若頭補佐。両三次団体は同じ旭川市内で六代目、神戸側と対立している様子。

やはり地方都市ほどこういう三次団体同士の対立は激しい様子で、今のところ暗殺などの決定的な事にまで発展はしなくとも、いがみ合いや嫌がらせは後を絶たないようです。

本来ヤクザ同士のこの程度の諍いは、分裂前でもよくある事でしたが、今まであまり事件化することはありませんでした。しかし分裂以降は分裂にまつわる対立行為とあれば、一年前の事でもこのように警察は見逃さず事件化していきます。たとえ小さいことでも、時間が経ったことでも細かく事件化していくという両山口組への検挙方針はこれからも当分続きそうです。

http://www.sankei.com/west/news/170218/wst1702180068-n1.html

淡海一家 高山誠賢総長 収監される

恐喝事件で懲役8年の実刑確定後も健康状態を理由に服役していなかった淡海一家総長・高山誠賢(本名は高山義友希または姜義幸)が、大阪高検の出頭命令に応じて京都市内の検察施設に出頭し、今日午前中に大阪刑務所に収容された。

この件に連座して、収容を逃れる目的で虚偽診断書が作成された疑いがあるとして、診断書作成に関わった京都府立医科大付属病院と同大学には、強制捜査が行われる予定だという。

ご承知のように高山誠賢総長は、四代目会津小鉄会会長の故高山登久太郎の長男だが、会津小鉄会には加入せず、初代弘道会当時の司忍会長の舎弟となり、その後二代目弘道会から直参に昇格している。

今回のこの恐喝事件とは京都の土木建築業者から4500万円を脅し取ったという事件で、六代目山口組の若頭・高山清司もこの事件で現在府中刑務所に服役している。

2010年の同時期に、恐喝事件として京都府警に高山誠賢総長、高山清司若頭らは逮捕されているが、高山誠賢総長は地裁判決から控訴、上告と最高裁まで争ってきたが、途中2014年7月に生体腎移植手術を受けており、15年6月に最高裁で懲役8年の実刑判決が確定した後も1年半以上服役を引き伸ばしてきた。

http://www.sankei.com/west/news/170214/wst1702140008-n1.html

 

三代目弘道会神戸事務所の車破壊事件

事件と言うほどのことでもないが、約一年前の件で神戸山口組四代目山健組系から逮捕者が出たようです。礒沼義治、小林伸也、増田雄、樹玉城健司と四人が逮捕されています。

およそ一年前の小さな件でもヤクザが起こす事件であれば、いくら小さくてもいくら時間がたっていようとも細かくパクッていくという兵庫県警暴力団対策課の執念を感じます。

摘発や検挙に対する、警察の価値観やプライドも大きく変化しています。起訴に持ち込めるかどうかに関係なく、キップさえ出るなら何でもGOサインっといったところでしょうか。

http://www.sankei.com/west/news/170207/wst1702070037-n1.html

http://www.sankei.com/west/news/170208/wst1702080036-n1.html

宅見組執行部の2人 逮捕

逮捕容疑は去年の年末に大阪ミナミのゲーム屋の店内であったイザコザについての件です。

2人とも二代目宅見組の幹部で三次団体組長という事もあり、府警としてもなかなか良い線の逮捕ではないでしょうか。一人は二代目宅見組の若頭補佐で三代目武村組々長の安達崇。もう一人は同じく二代目宅見組の若頭補佐で奈良倉友連合組長の森嶋弘道。

森嶋組長は元々森嶋組として長く倉本組に在籍し、三代目倉本組では若頭をしていましたが山口組の分裂時に二代目宅見組へと移籍しています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170206-00000551-san-soci

高山清司受刑者が国を提訴

つまりこれは刑務所医療の不備についてのことだが、刑務所の医療というのはとんでもなく最悪で、まともな治療は到底受けることは出来ないのは今の現実だ。

刑務所を経験したことのある者なら、みな知っていることである。

刑罰として服役している者は、快適さを求めることは出来ないが、医療を受ける権利はあるのではないかというテーマは長年人権派弁護士などにより議論されてきたが、今だ改善されないと聞く。

懲役は様々な権利を奪われるが、病気治療を受けるという権利もそれに含まれるのだろうか?懲役には自殺する自由もない。生きて償うことが前提であるなら、健康を維持する権利があってもいいのではないだろうか?

https://this.kiji.is/199098420038008833?c=39546741839462401

池田組若頭射殺事件 実行犯に無期懲役

昨年岡山市南区のマンション駐車場で起きた池田組若頭高木昇(高木忠)射殺事件の実行犯で、殺人などの罪に問われている山口組系弘道会系高山組内山本興業の組員、山本英之被告に岡山地裁で検察の求刑通り無期懲役の判決が出た。

予想された判決だが、抗争にからむヤクザの殺人事件は「無期」が相場となっている。これでもし被害者が二名の場合、あるいは一般人を巻き込んだりした場合など当然死刑判決も想定される。

果たしてヒットマンのヤクザ人生はこれで全うできたと自身で感じることが出来たのであろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170130-00000085-nnn-soci

極心連合会 橋本弘文会長 離脱 引退 解散 撤回か

昨日のブログの文末にも書いたように、報道は警察からのリークが元になっているのでこれまた結論とは言いがたいが、極心連合会の橋本弘文会長が離脱を撤回したと本日報道されている。

この騒動に関して六代目山口組から何らかの発表などあるはずもないが、橋本会長が今回何らかの意思表示をしたのは間違いなさそうだ。極心連合会を跡目に譲っての個人としての引退か、極心連合会を率いての離脱なのか騒動の元となった橋本会長の発言内容が公になることは今後もない。

ただ言えることは、慰留され当初の意志を撤回したと言うことだ。

今後橋本会長は執行部を外れて舎弟に直るのではないかとも言われているが、そうでなくても今回の事で極心連合会はこの先良いことはないだろう。

今の山口組内において今だ精力的なのは弘道会くらいで、他の直系組織は皆その中身は完全にグラついている。それが表面に現れているかどうかというだけだ。本家では直参皆がその事を必死に取り繕っているにすぎない。

これまで橋本会長は他の直参に対しても当たりがキツイ事でも知られていたが、その当人がこのような事態になったのも因果を感じる。

ヤクザはイメージ稼業である。真相はどうあれ重要な場面で一度口にした事を簡単に翻意することは良しとされない。この時期に動向を二転三転したのにも、橋本会長の意向より本家の意向が大きく作用したことは間違いないだろう。

http://www.sankei.com/west/news/151204/wst1512040078-n1.html

極心連合会 橋本弘文会長 離脱 引退 解散か

神戸山口組との分裂後、六代目山口組内でその存在感を更に増しているのは三代目弘道会の竹内照明会長だ。これに引き換え非弘道会系組織は今まで以上に沈下している。

その中でも特に関西に拠点を持つ直系組織のそれは顕著で、土地柄もあってか傘下の現役組員同士は山健組系列との関係も濃く、六代目山口組の残留組員はグラついている。

特に極心連合会においては、橋本会長の本家での席次に引き換えその傘下はかなり脆弱な体制が知られている。公に言われている組員総数よりも実際にははるかに組員数は少ない。そのため極心連合会が離脱し一本独鈷でやっていける機動力はないように思える。極心の者にとっては親方の本家での地位が何よりも頼るところであり、一本でやっていく道は何の現実味もない。

解散か独立かと言われているが、現時点での報道はあくまでも出所は警察だとされているので・・・。

http://www.sankei.com/west/news/151203/wst1512030014-n1.html

 

二代目愛桜会 菱田達之会長 殺害される

三重県四日市市の浜田町にあるビルで二代目愛桜会の菱田達之会長が他殺体で発見された。先日大阪では除籍されたばかりの三代目倉本組の河内敏之組長が拳銃自殺を遂げるなど、組織固めが進んでいる神戸山口組に対して、六代目山口組では分裂後の直参組長にまるでいい話がない。

菱田達之会長の件は、三重県警は殺人事件として捜査を開始するだろうが、誰が殺害したのか皆が気になるところだろう。

二代目愛桜会も複雑な事情があるようで、犯行は身内ではないかと言われているが、仮に菱田会長殺害が神戸山口組の手による犯行であったとしても、六代目山口組が組織を挙げての抗争事件に突入する事は考えにくい。今までのように各地の地域性を含んだ個人的要因に近い因縁がらみの単発的な争いにとどまるように思う。

ただ、そういった局地的な争いに歯止めが利かず、トコトンいって死者が出ることは今後もあると思う。

http://www.sankei.com/west/news/151116/wst1511160011-n1.html