四代目誠友会本部 家宅捜索

2015年4月28日、北海道札幌市にある四代目誠友会本部に警視庁によるガサがありました。

道警でなく警視庁となっているのは、直接の事件が北海道ではなく東京であった事件のため警視庁が動いているようです。少し前の4月18日に四代目誠友会系漆原組々長・漆原健二が警視庁に恐喝で逮捕された事件です。

山口組の直系組織へ家宅捜索に入るというのは、警察にとって誇らしい事なのかある程度の報道がなされます。世間へのアピールと比べてガサの収穫は何もありませんが、警察活動の広報的意味合いが大きいようで、いつもしっかりと報道されています。

暴対法施行前はマル暴の刑事が、令状もなく時折事務所に訪ねてきては、お茶を飲みながらグダグダと雑談したものです。ところが暴対法施行後は、ヤクザも令状なしでは警察を事務所に入れなくなり、警察の方も規律が厳しくなり、癒着と誤解されないようヤクザとの個人的な交流を良しとしなくなりました。
過去、ヤクザと警察のグレーゾーンでの関係が、ヤクザにとっても警察にとっても上手く機能してきた事もありましたが、今ではそういう事はご法度とされ基本ガチとなっています。

昔のマル暴は、管轄内の組事務所における構成員のキャラクターや人間関係を十分に把握しており、個々のシノギに関しても認知している事も普通の事で、逮捕状の出た者の出頭するタイミングを組長クラスの者と交渉したり、お互いの顔を立てあったりする事もありました。

緩やかな人間関係の中で、ヤクザも存在が許されていた時代がありました。

今でも裏で情報交換が一部でされている事もありますが、基本的に交流はなくガチです。

http://news24.jp/articles/2015/04/28/07273954.html