その他山口組関連の書籍

溝口敦

山口組関連の著書を数多く出版している第一人者。取材は丁寧で正確なものが多いが、出版記事を巡って山口組関係者から襲撃を受けその後山健組を相手取って訴訟にまで発展している。氏は特に竹中家との関係が深いようで竹中を支持する内容が多い。近年の山口組のありかたに対しては批判的。

  

  

  

  

  

 

正延哲士

「最後の博徒」の作者として有名。他には「伝説のやくざボンノ」など主に人物像に焦点を当てたキャラクター描写が上手く、その人物の生涯を丹念に取材した作品として高く評価されている。

  

 

猪野健治

特に昭和のヤクザ史についての著書が多く、山口組関連については三代目時代の作品が多い。氏の作品は現在も多くの出版物で引用されており、山口組の歴史を辿るには最良といえる。

       

志茂田景樹

「首領を継ぐのは俺だ」は、山一抗争を描いた映画「激動の1750日」の原作になった。映画化にあたりタイトルもそのままの予定でチラシも刷り上っていたが、五代目組長渡辺芳則が原作タイトルに難色を示したことで、封切り直前の土壇場で急遽タイトルが変更された。

  

飯干晃一

「仁義なき戦い」が有名だが、三代目山口組時代の著作も多い。田岡から事実と違う部分についての指摘を受けるも、組長の主観を避けるためにも周辺関係者への取材を重視したうえで作品にしたという。

  

木村勝美

近年山口組関係の本を多数出版しているが、大げさな本のタイトルに引き換え内容は薄い。過去の出版物をまとめた内容が多く、独自取材した作品とそうでない作品の差が激しい。役職や所属関係に間違いが多く内容の荒さが目立つうえ、当事者の会話部分を広島弁で再現する理由が最大の謎である。

  

  

  

 

その他